2011年05月16日-05月20日
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上海市が「都市光ネットワーク」を構築、「無線都市」実現へ

2011年05月19日

 18日開催の「上海通信発展大会2011」で、上海市が立体的な「都市光ネットワーク」の構築に全力を上げており、すでに60万世帯が光ファイバーを導入し、高速ブロードバンドを享受していることが明らかにされた。今後5年かけて平均帯域幅50テラの都市光ネットワークで900万世帯をカバーすると同時に、「無線都市」も実現する計画だ。「中国新聞網」が18日付で伝えた。

 上海「スマート都市」建設の最重要情報インフラの1つである「都市光ネットワーク」はすでに全面的な構築が始まっている。年内に340万世帯を「都市光ネットワーク」でカバーし、100万世帯で高速ブロードバンドサービスを開通、ブロードバンドユーザーの平均帯域幅は8テラに達する予定だ。「都市光ネットワーク」ブロードバンドによってネット接続帯域幅とアプリケーション帯域幅の分離が実現。ネット接続速度に影響を与えずに、上海「スマート都市」の情報化アプリケーションに十分な帯域幅を残すことができる。

 「都市光ネットワーク」の構築と同時に、上海「無線都市」の建設も急ピッチで進められている。上海電信は現在までに上海市内の空港、駅、学校、ホテル、大学、ビジネスビルなどにWiFiホットスポットを4500カ所設置。今後3年間で2万カ所にまで増やし、公共サービスエリア全体をカバーする計画だ。大部分のWiFiホットスポットで54テラの接続速度、一部の中央ビジネスエリアや重点エリアでは100-300テラの超高速無線ネット接続を実現する。

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