中国電気機械製品輸出入商会の孫広彬・機械一部主任はこのほどインタビューに答え、中国がアフリカ大陸の40カ国に太陽光発電所を建設する計画であることを明らかにした。投資額は1億ドル。同プロジェクトを通じ、アフリカの立ち遅れた農村部に電力を提供し、石油ランプへの依存と化石燃料の消費をある程度削減できると見られている。プロジェクトでは競争入札方式が採用されるという。中国経済網が9日に伝えた。
アフリカ大陸における中国の昨年の投資総額は100億ドルに達したが、原油、鉱物、建設に関するプロジェクトがほとんどだった。中国は太陽光発電所の建設を通じ、アフリカにクリーンエネルギーを普及させていきたい考えだ。
孫主任は「数十年間の発展を通じ、中国の太陽光発電産業はすでに成熟した。中国の関連企業が今後、製品と技術を海外に普及させていく上で、欧州とアフリカはいずれも理想的だ」と述べる。
孫主任によると、同プロジェクトは来月には始動し、発電所の建造費は1カ所当たり1000万元?2000万元となる見込み。同商会はすでに中国商務部の委託を受け、現地で事前の準備・調査などを行っているという。しかし、入札に関する具体的な情報はまだ明らかにされていない。