中国は太原衛星発射センターで北京時間16日6時57分、中国初となる海洋動力環境観測衛星「海洋2号」を搭載したロケット「長征4号乙」の打ち上げに成功した。中国新聞網が16日に伝えた。
国家海洋局が運用する「海洋2号」は、海洋環境のモニタリングと調査を主な任務とする。これは海の防災・減災に向けた重要なモニタリングであり、海洋災害の予報と警報、国民経済建設に直接関わるものだ。このほか、海洋科学研究、海洋環境予報、世界的な気候変動研究に向けても情報を提供していく。
「海洋2号」およびロケット「長征4号乙」はそれぞれ、中国航天科技集団公司所属の中国空間技術研究院、上海航天技術研究院により開発された。長征ロケットによる打ち上げは 今回が144回目。