2011年08月15日-08月19日
トップ  > 科学技術ニュース>  2011年08月15日-08月19日 >  在外華人子女、ネットを通じて国内と同じ教育が可能に

在外華人子女、ネットを通じて国内と同じ教育が可能に

2011年08月17日

 外交部幹部司と北京四中網校(オンラインスクール)は北京で16日、在外外交官の子女に向けた遠距離中国語教育事業の調印式典を行った。在外外交官の子女は今後、北京四中のオンラインスクールを通じ、小学一年生から高校三年生までの学習内容を国内のカリキュラムに沿って学べるほか、北京四中が特別に開設した国学、中国語などの講座を受けることができるようになる。人民日報が16日に伝えた。

 楊潔チ外交部長は調印式で挨拶し、「在外外交官の子女が、有名校の北京第四中学校のオンラインスクールを通じて遠距離中国語教育を受けることは大きな意義を持っている」と述べた。

 タンザニア大使館で働く欧陽志兵氏は「海外で働く者として、最も心配なのが子供の教育です。彼らの中国語レベルが下がってしまうのが心配です」と語る。

 いつでもどこでも気楽に中国語と中国文化が学べるこの遠距離教育は、国内外の教育の均一化に向け、有利な条件を提供することとなった。

 北京四中の劉長銘校長は、「北京四中はオンラインスクールを通じ、近代的な科学技術を駆使し、より多くの在外華人およびその子供たちに祖国の文化と伝統を伝えていく。これは、困難且つ長期的な事業であり、北京四中オンラインスクールの今後の発展における重要事業の一つだ」と述べる。

※掲載された記事、写真の無断転載を禁じます