中国航天科工集団公司は26日、武漢市政府関連部門との間で「武漢スマートシティ全体計画・設計」契約を結んだ。これにより、中国初となるスマートシティの建設が実質的な一歩を踏み出した。人民網が26日に伝えた。
武漢は国から認可されたスマートシティモデル都市の1つであり、総合的に見ても大きな優位性を備えている。スマートシティが建設されれば、政府の事務効率が高まり、市民の生活もより便利となる。
同公司の責任者によると、同公司は今後、システムエンジニアリング分野における3つの強み(複雑且つ大型のシステム統合、同分野における技術と業務の融合、学際的な総合開発)を発揮しつつ、武漢の発展に向け、10年間をかけてスマートシティ化を推進する。
専門家によると、「スマートシティ」は一般的な都市情報化と異なり、1つの技術系統に留まらず、社会管理・サービスのシステム全体に関わる。スマートシティ建設とは、技術に立脚しつつ、社会運営の側面から都市をスマート化することを指し、都市のインフラ、資源・環境、社会・民生、産業・経済、都市管理などの分野を対象に、公共安全、交通、コミュニティ、医療、教育・文化計画、政務、都市管理などの多方面がスマート化を果たす。つまり、スマートシティの建設により、都市の先見性が高まるほか、高効率・スピーディ、情報の提携・共有などの特徴が強まり、都市の発展目標達成が促進されると見られる。