中国は今後5年間に石油・天然ガスパイプラインの大規模な建設を計画している。こうした中、中国石油は西気東輸(西部の天然ガスを東部に輸送するプロジェクト)第2ライン、中国・ミャンマー石油・天然ガスパイプラインなど国内外の重点パイプラインプロジェクトを足掛かりに、パイプライン建設の新技術、新生産工程、新材料、新製品の開発に力を入れ、独自の知的財産権を持つ一連のコア技術、ノウハウ、特色ある技術、キーテクノロジーを掌握し、西気東輸第3、第4、第5ライン建設に向けた技術的準備を整えている。「科技日報」が20日付で伝えた。
中国石油・天然ガスパイプライン局の趙玉建局長によると、中国石油は今後5年間に4万キロ以上のパイプラインの新規建設を計画している。ここまで大規模になると、経由地の地質状況が複雑なため、建設技術、工期、質、安全、環境保護のいずれもが厳しい試練に直面する。第12次五カ年計画期間に中国石油は科学技術経費に1200億元を投じる。これは第11次五カ年計画時の2倍で、その相当の割合をパイプライン技術研究開発費が占める。