2011年12月12日-12月16日
トップ  > 科学技術ニュース>  2011年12月12日-12月16日 >  クリスタルCG、ロンドン五輪でもCG映像提供

クリスタルCG、ロンドン五輪でもCG映像提供

2011年12月13日

 水晶石数字科技有限公司(クリスタルCG)は、2008年北京五輪の開幕式で、豪華絢爛なグラフィック映像「千里江山図」を世界中の人々に披露した。2012年ロンドン五輪・パラリンピックでグラフィック映像公式サプライヤーに認定された同社は、中国色豊かでクリエイティブな手法を駆使し、ロンドン五輪の「夢づくり」に取り組んでいく構えだ。新京報が伝えた。

 北京市委員会常務委員と宣伝部部長を務める魯イ副市長(イは火へんに韋)は、クリスタルCG本社でロンドンオリンピック組織委員会のセバスチャン・コー会長と会談した。

 魯副市長はコー会長に対し、「北京市は、ロンドン五輪の会期中に北京文化ウィークを開催する計画であることをロンドン市政府に知らせた。数日前、北京での文化ウィーク開催を歓迎するという内容の手紙をロンドンから受け取った」と話した。コー会長は「ロンドン五輪の開催に向け、我々は中国側から絶大な協力を得ている。北京・ロンドンの2都市は、五輪開催のたすきを渡す過程で関係がより近くなった」と述べた。

 クリスタルCGは、ロンドン五輪・パラリンピックに一連のグラフィック映像サービスを提供する。魯副市長は「クリスタルCGは信頼に足る企業であり、ロンドン五輪でよりハイレベルなサービスを提供すると確信している」とコメントした。副市長はまた、その他の北京の文化クリエイティブ関連企業を来賓に紹介し、「北京には、実力を備えた企業が揃っている。ロンドンが望むならば、彼らは喜んで役に立つだろう」と続けた。

 魯副市長は12日、同日付「新京報」をコー会長に手渡し、「これは本日付の現地新聞・新京報で、あなたが自転車に乗っている写真がトップページを飾っています。同紙は影響力の大きなメディアですから、北京市民があなたにサインを求めるかもしれませんよ」と冗談めかして話した。コー会長はその前日の11日、ロンドン五輪のセールスポイント「エコ五輪」をアピールするため、自転車で北京の街を走ったのだ。

※掲載された記事、写真の無断転載を禁じます