米アップル社のスマートフォン(多機能携帯電話)の中国市場シェアは、今年第2四半期(4-6月)の13.3%から、第3四半期(7-9月)は10.4%に低下し、中国市場における初めてのシェア低下となった。また中国ブランドの華為に追い抜かれたため、アップル社は大陸部市場のスマートフォンブランドの中で4位に後退した。アップル社製品は欧州の一部の国でも同じように市場シェアの低下がみられるという。「広州日報」が伝えた。
アップル社の大陸部市場シェアが低下したのは今回が初めてのことであり、中国ブランドに抜かれたのも今回が初めてだ。アップル社は公式にはこうしたデータを認めていないが、アップル社製携帯電話の市場シェアが低下したのは中国市場だけではない。市場調査会社カンター・ワールドパネル・コムテックがこのほど発表したデータによると、今年11月までの12週間に、アップル社製品の米国市場シェアは前年の25%から36%に拡大し、英国市場シェアは21%から31%に拡大した。だがフランス市場シェアは29%から20%に低下し、ドイツ市場シェアは27%から22%に低下し、イタリアとスペインの市場でも同じようなシェア低下現象がみられたという。