2012年02月13日-02月17日
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南方電網の直流送電技術に国家科技進歩賞

2012年02月15日

 中国南方電網有限責任公司の「高圧直流送電プロジェクトのプラント設計の独自化技術開発およびプロジェクト実践」が14日、国家科学技術進歩賞の一等賞に選ばれた。さまざまな研究の成果により国内の空白を埋め、国内トップの水準に到達し、高圧直流集積技術は世界のトップレベルに達したことが受賞の理由だ。「人民日報」が15日伝えた。

 同プロジェクトの研究成果はすでに国内の「西電東送」(西部の電力エネルギーを東部に送る)システムに広範囲に応用されており、直接節約できたプロジェクト経費は累計4億元を超える。世界初のプラスマイナス800キロボルト級の雲南省-広州市間の特別高圧直流送電プロジェクト、これに続くプラスマイナス800キロボルト級の糯扎渡(雲南省)の直流送電プロジェクト、プラスマイナス500キロボルト級の渓洛渡(四川省と雲南省の境界)の直流送電プロジェクト、プラスマイナス500キロボルト級の金中(貴州省)の直流送電プロジェクトにも同プロジェクトの成果が採用されており、プラント設計の国産化率100%を達成している。

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