中国海洋石油有限公司は17日、2010年に渤海で新たに発見された油ガス構造「蓬莱9-1」の評価の結果、同構造が大型油田であることが実証されたと宣言した。人民日報海外版が18日に報じた。
同構造は渤海東部海域の廟西北地層に位置する。評価井「蓬莱9-1-5」の掘削では厚さ200メートルあまりの油層を発見、テストの結果、1日の原油生産量は約700バレルに達した。
「蓬莱9-1」は近年渤海で発見された中で最大規模の油田となる。このほか、「蓬莱9-1」から南に8キロのところで発見された油ガス構造「蓬莱15-2」も実証された。
「蓬莱9-1」の実証成功は、渤海東部海域における原油開発の新局面を切り開き、渤海地区における安定的な原油生産に向け重要な貢献を果たすものとなる。