中国 カーナビ製品の7割は不合格品

2012年 5月8日

 車に搭載するカーナビ製品は今やマイカー族の必需品となった。しかし、道が見つからない、何度もUターンを要求する、フリーズするなどの問題が相次ぎ、ドライバーを悩ませている。中央電視台(CCTV)の番組「毎周質量報告(ウィークリー品質リポート)」によると、たとえ最新地図をインストールしたカーナビであっても、通行禁止の道に誘導する、ルート設定が不合理、遠回りする、道路の欠損などの問題が存在するという。国際金融報が8日に報じた。

 同番組によると、国家通信ナビゲーション設備品質監督検査センターは2011年10月?2012年2月にかけ、国内の主流メーカー13社(18機種)のカーナビ製品を選び、全国19地区で「衛星ナビゲーション製品認証実施細則」に基づき実地調査を行った。主に製品の性能、ルート計画、電磁両立性など10項目の指標について検査したところ、合格したのは3メーカーの5機種のみで、メーカー、機種のいずれから見ても合格率は30%に満たなかった。

 深センでカーナビ製造会社を経営する趙氏は「カーナビに問題が生じる理由は3つある。第一にハード面。カーナビ自体の質が悪く、GPSの測位情報が正確に受信できない。第二にソフト面。地図情報分析、ルート検索などソフト面の質が悪く、地図を速やかに分析して正確なルートを選ぶことができない。第三に地図の問題。中国のカーナビの多くは海賊版の地図を使っており、最新のものではないため、正確さに欠ける」と語る。

 趙氏によると、中国のカーナビブランドは多いが、ほとんどはOEM生産で、深センの工場から大量に出荷されたものであり、コスト削減のため海賊版の地図を使うことが多いという。

 同番組の情報によると、GPS地図は高い精度が要求されるため、電子地図甲級測量資格を持つ企業のみが作成できると国家測量局により規定されている。しかし、現在その資格を持つ企業はわずか11社のみだ。

 それだけではない。地図をリアルタイムで更新するには大量の資金が必要だ。カーナビ用地図を3?4カ月ごとに更新するためには、毎年1億元近くの資金を投入しなければならない。地図の正確性を保障するためには100人以上の観測チームが各地で随時新たな道路データと属性を収集しなければならない。

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