中国映画家協会、北京電影学院が主催する2012年中国映画科学技術フォーラムが23日、北京で開催された。人民日報が報じた。
同フォーラムのテーマは「アニメ映画とハイテクの応用」。出席した専門家やアニメ映画のクリエイターは、映画技術の革新とアニメ映画の創作、デジタル時代における映画のアニメ化・ゲーム化、デジタル技術の発展とアニメ概念の変化などの話題を巡り討論を行ったほか、産業の現状を総括し、アニメ映画の将来の発展に向け建議を提出した。
ある出席者は「中国のアニメ産業は近年中央政府から高く重視され、各地の政府も国産アニメ産業発展を支援する政策を積極的に制定している。これにより、国産アニメ産業の発展が大きく推進された。しかし、アニメ映画の技術の質とレベルはここ数年で大きく発展したものの、まだ十分ではなく、世界先進レベルとは一定の隔たりがある。オリジナル作品製作能力の低さ、作品製作の粗雑さが、中国のアニメ発展における最も大きな問題だ。中国のアニメ産業において今、プロフェッショナルな素質の向上、健全な市場要素、業界の自律強化が必要とされている。実力あるアニメ映画企業をいかに育成し、観客に愛されるアニメのイメージ・ブランドを作り上げるか、これは中国がアニメ映画産業を発展させる上で最も重要な点となるだろう」と語った。