海難事故、助かるのは女性より男性の方が多い傾向

2012年 8月2日

 船が遭難した際、一般的には女性や子供が優先的に救助されていると見られがちだが、実はこの説は間違っている。スウェーデンの学者が1852年から2011年までに発生した18件の海難事故を分析した結果、助かるのはもっぱら男性であることが分かった。中国新聞網が台湾「聨合新聞網」の報道を引用して伝えた。

 調査対象となったのは、海難を起こした18隻の船に乗っていた30カ国あまりの乗客・船員ら約1万5千人。

 研究によると、船長や船員の多くはわが身の安全を第一とする傾向があった。海難事故における男性の生存率は女性の2倍で、子どもは最低だった。

 18件の海難事故のうち、女性の生存率が男性を上回ったのはわずか2件のみだった。そのうちの1つが、1912年のタイタニック号事故だ。タイタニック号の事故では女性と子どもの7割が助かったのに対し男性はわずか2割で、「例外的」と言える。

 もう1件は1852年にインド洋で沈没した英軍輸送艦バーケンヘッド号の事故。その他の海難事故のうち、11件では女性の生存者が男性を大幅に下回り、5件ではほぼ同じとなった。

 なお、英国船では「女性と子どもを優先せよ」との命令が他国の船よりも多く出されるとされているが、実際は英国の船のほうが他国の船よりも女性の生存率は低いという。また、その他の災害に対する研究でも同様の結果が出ている。

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