米アップルが韓国をサムスンを相手取ったスマートフォンなどの特許侵害をめぐる訴訟でこのほど、アップルが勝訴した。アップルはこれを機にさらなる追撃を図ろうとしている。アップルは8月31日、米カリフォルニア州サンノゼの米連邦地裁に提起した訴訟内容を修正し、特許訴訟の対象にサムスンの「GalaxyS3」を含む4製品を追加した。今回の特許訴訟では、「GalaxyNexus」、「GalaxyS3」、「GalaxyNote」など、サムスンが2011年8月からこれまでに発表した各製品が訴訟リストに加えられている。京華時報が報じた。
今回、アップルが訴状を修正したのは、最初の訴訟とは別の特許を対象とした訴訟だが、最初の訴訟と同じルーシー・コー判事が担当している。コー判事は訴訟において、サムスンの「GalaxyNexus」に対する販売差し止めを発表している。
サムスンは現在、アップルの追撃についてコメントを発表していないが、降参するつもりはなく、むしろ反撃の態勢を十分に整えている。サムスンは先ごろ、「アップルが新しいLTE(4G)端末を発表すれば、即刻提訴する」と発表している。サムスンのLTE特許はノキアとクアルコムに続いて3番目に保有数が多く、同方面でアップルを起訴すればサムスンが優位に立つと見られている。