ドイツ・ベルリンで8月31日、欧州最大の家電見本市「IFA2012」が開幕した。中国からは500社あまりが出展し、家電分野における中国最新製品および技術を展示した。海爾(ハイアール)は、目の動きで操作できるテレビ「HaiTV」を発表し、注目を集めた。新華社が報じた。
「HaiTV」は人の目の動きを利用したマン・マシン操作が可能だ。顔の前方のセンサーが目の動きを察知し、視点の移動する方向と停留時間に基づき自動的に操作を行う。このほか、インターネット検索機能もあるため、ネット上から好きなテレビ番組を選ぶことができる。
目の動きで操作可能なテレビが発表されたのはこれが世界初となる。同テレビは様々なイノベーション・特許技術を駆使しており、三網融合(電話網、放送網、インターネットの融合)を背景に、大スクリーンの新しいインタラクティブ体験を提供する。
「IFA2012」は世界最大の家電見本市の1つ。9月5日まで行われ、1439社が出展する。開幕式では2012年中国家庭用電器製品イノベーション賞の発表が行われ、海爾の各製品・技術が受賞した。