北京、京杭大運河の遺産保護計画発表 世界遺産申請へ

2012年 9月6日

 北京と杭州を結ぶ総延長2500キロの京杭(けいこう)大運河には、どんな文化遺産や無形文化遺産があり、どうように保護すべきなのか。北京市文物(文化財)局は5日、「大運河遺産(北京)保護計画」を発表。中国は京杭大運河を世界遺産として申請したい考えで、その必須条件を整えるのに同計画が大きな役割を果たすと見られている。ただ、同計画は文化遺産の保護が主な趣旨で、世界遺産申請は付加的なものとしている。北京のタブロイド紙「京華時報」が報じた。

 北京市の範囲内にも今でも、多くの運河遺産が残されており、その多くが元(1271-1368年)や明(1368-1644年)、清(1644-1912年)の時代の遺産。主に水利プロジェクト遺産やそのほかの関連の歴史・文化遺産は、中国大運河遺産の重要な部分を成している。うち、全長80キロの河川は現在、輸送機能はなくなっており、ほとんどが、景観を楽しむ場所となったり、排水の流れ先となったりしている。

 今回の計画は、元の時代に白浮泉から水を引いた沿線や人口の湖・西海と通州を結ぶ運河・通恵河、バー河(バーは土へんに貝)、白河(現在は「北運河」)など、元から清の時代までの大運河を、保護を実施する主な対象としている。

 同市の文物局の関連の責任者によると、「北京の遺産の中から、『運河と直接関係があり、地上で遺物を観察することができる。さらに、地下の遺跡の場合でも探索することができ、再建された文化遺産は審査・承認手続きがある』との原則に基づいて選考し、最終的に40カ所を文化遺産として確定。国家文物局に重点保護を申請した。この選出は運河の歴史の中で変化した地名や伝説、風習なども反映しており、北京大運河の無形文化遺産リストに組み込まれる計画」。

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