騰訊(テンセント)は北京で17日、スマートフォン・PC間のファイル同期サービス「微雲」iPhone1.2版を発表した。これにより、同サービスはWindows版、Android版、iPhone版が全て出揃った。
騰訊ソーシャルプラットフォーム部の助理総経理であり、「微雲」の総責任者である紀順友氏は発表会に出席し、「微雲はスマートフォン、コンピュータ、タブレットPCなどの間にフレキシブルなクラウドアーキテクチャを構築するというもの。ユーザーはこれを通じ、様々なシーンでデータの同期・共有・バックアップができる。ユーザーに『プライベートクラウド時代』のすばやさ、便利さをお届けしたい」と紹介した。中国網が報じた。
微雲は▽微雲インターネットディスク▽微雲アルバム▽微雲データ転送▽微雲クリップボード--の4つの機能を持ち、スマートフォンとパソコン間で手軽にファイル同期したり、写真やデータを転送することができる。
紀順友氏は「プライベートクラウド時代が到来した。これにより、人々の生活が変わるだろう。微雲の登場により、モバイル端末によるデータの共有・バックアップが不便だった状況が打開された。ユーザーはもう携帯の紛失や故障によるデータ紛失を心配しなくても良く、USBやケーブルを持ち歩かなくとも良くなる」と指摘。「例えば、出張中の社長が微雲を使えば、企業の最新の財務諸表をリアルタイムで取得できる。複数の携帯を使っている営業部長は、微雲を使って携帯間のデータを同期できる。旅行先のホテルのWi-Fiを通じて友達と写真を共有することも可能だ」と述べた。