第5次北極観測隊が帰国 多くの重要成果

2012年 9月28日

 中国第5次北極観測隊を乗せた科学調査船「雪竜号」が27日、無事凱旋帰国を果たした。今回の任務の総航程は1万8500海里、うち北極海氷域での航行は5370海里。総航程および北極海氷域での航行距離は、これまでの北極観測の中で最長となった。

 雪竜号は今回初めて北極海航路を通過し、大西洋と太平洋を往復。最北到達地点は北緯87度40分に達し、高緯度からの北極海通過を実現した中国初の船舶となった。人民日報が報じた。

 今回の任務では、国家特別プロジェクト「南北極の環境総合観測と評価」の北極における初調査任務を実施したほか、国家海洋公益特別プロジェクト、国家自然科学基金など国家プロジェクトにむけた現場調査(海と大気の相互作用、海洋生態、航路評価など)を実施。環境範囲はベーリング海、北極海-太平洋セクターなど伝統的な観測域をカバーしたほか、北極海-大西洋セクターおよびアイスランド周辺海域でも初めて総合的な環境観測を行った。

 今回の観測では以下のような多くの重要成果が得られた。

 ・北極および亜北極の5大エリアで従属同期方式での観測を行い、北極の急激な変化を研究するための全面的な観測データを蓄積した。

 ・体系的な地球物理学的観測を初めて実施した。

 ・海と大気の相互作用を観測する大型海洋観測ブイを初めて極地海域に設置した。北極高緯度地域に長期的な極地自動気象観測ステーションを設置した。

 ・海洋乱流、メタン含有量などの調査内容を新たに追加し、北極海の地球物理学的特性および環境変化の調査に向けて重要な資料を取得した。

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