2012年11月19日-11月23日
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複雑な地質条件下での油ガス探査で新たな進展

2012年11月19日

 世界石油会議(WPC)中国国家委員会、科技部(科学技術省)社会発展司、中国石油学会が共催する中国石油ガスフォーラム「物理探査技術シンポジウム」がこのほど北京で開催された。人民日報が伝えた。

 同シンポジウムで明らかになったところによると、物理探査技術の進歩に伴い、中国は複雑な地質条件下での油ガス探査で大きな成功を果たし、石油ガス埋蔵量が持続的に増加、生産量は安定的に増加している。大まかな統計によると、中国石油天然気集団公司が2000年以降、地質条件が複雑な地区で発見した石油埋蔵量の新規増加量は、増加量全体の50-63%を、天然ガスは75-91%を占めた。

 物理探査技術は、石油ガス探査の重要な手段であり、コア技術でもある。中国は長年にわたり地震探査大型設備とソフトウェアの研究開発を積極的に進めてきた。中国が自主開発した地震データ収集記録システム「ES109」は、高密度・高精度の地震探査に向け条件を整えた。バイブロサイス(人口震源)「KZ-34」は深部低ノイズ探査に向けた需要を満たした。地震解析ソフトの開発と応用により、物理探査の解析水準が大幅に高まった。これらの設備・ソフトウェアは、油ガス探査・開発において重要な役割を果たしている。

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