2012年11月26日-11月30日
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11月28日の半影月食 中国は全過程を観測可

2012年11月27日

 11月28日は旧暦の10月15日で、満月の夜となる。天文学者は「満月を愛でると同時に、中国では半影月食の全過程を観測できる」と語った。新華網が伝えた。

 天文学者によると、月食とは、太陽・地球・月の3つが同一の直線上(地球は太陽と月の間に位置する)に並んだ際に、太陽から月に向かう光線の一部もしくはすべてが地球によって遮られることにより生じる現象。光線が遮られる範囲に応じて、月食は皆既月食、部分月食、半影月食の3種類に分かれる。半影月食が起きた場合、月は通常より薄暗く見える。

 半影月食はそれほど壮大な現象ではないが、望遠鏡で満月を見る絶好の機会だ。天気が良すぎると満月は非常に明るくなり、望遠鏡を使用するとまぶし過ぎるため、月面の細部を見て取ることが難しい。半影月食が起きれば、月面に降り注ぐ光線の一部が地球によって遮られ、月面の高山・峡谷や放射状の模様を持つクレーターがよく見える。

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