国家知識産権局が明らかにしたところによると、新エネルギー車分野における中国のイノベーション能力は大きな飛躍を果たした。過去7年間の特許出願件数は2011件にのぼり、ドイツ、韓国と並ぶ世界3位となった。ちなみに1位は日本(約9千件)、2位は米国(約4千件)となっている。光明日報が伝えた。
2012年末現在、中国が導入したエコカー・新エネルギー車は2万7400台にのぼる。新エネルギー車の発展において特許の運用と保護は「生命線」となる。リン酸鉄リチウムバッテリーを例に取ると、国外企業が発明特許を取得した場合、中国企業が同バッテリーを生産するためにはまず国外企業の許可を得なければならず、さらに一括で1千万ドル又は生産量1トンあたり2500ドルを支払わなければならない。
中国は新エネルギー車分野の開発に力を入れており、第12次五カ年計画、国家ハイテク研究発展計画(863計画)、科学技術支援計画には新エネルギー車分野の開発プロジェクト39件が組み込まれた。投資額は計50億元を超えており、知的財産権を持つ新エネルギー車およびバッテリーなどのキーテクノロジーを重点的に支援している。