欧州合同原子核研究機関(CERN)は14日、「数多くのデータを分析したところ、当方が昨年発見した新型粒子が、ヒッグス粒子である可能性が高まってきた」と発表した。新華社が伝えた。
CERNは昨年7月4日、ATLASとCMS(国際共同実験グループ)が同種の新型粒子を発見したと発表した。その特徴の多くは、科学者が長年追い求めてきたヒッグス粒子と一致した。
物理学標準模型は62種の基本粒子の存在を予言し、その他の粒子については実験で存在が証明されたが、ヒッグス粒子だけ確認されていなかった。ヒッグス粒子とは非情に重要かつ見つけにくいことから、「神の粒子」と呼ばれている。
最新の発表内容によると、科学者らは昨年行なった研究より2.5倍多いデータを分析し、新型粒子の量子特性、新型粒子とその他の粒子の相互作用を計算し、ヒッグス粒子であることをほぼ確実とした。