中国国家国防科技工業局が明らかにしたところによると、北京で6月29日、中国最大の積載量を誇る打ち上げ用ロケット「長征5号」のブースターシステムの試運転が実施された。今回の実験は長征5号の開発において重大かつ象徴的な地上実験の一つであり、同ロケットの今後の開発を力強く支えることになる。人民日報が伝えた。
北京時間6月29日午後3時30分に実験が開始され、3分間燃焼した。実験の全過程において、システムは安定を保ち、エンジンは予定されていた手順で正常に止められ、予定の目標を達成した。今回の実験は、中国でこれまで実施された動力システム実験のうち最大規模となった。
同実験は、飛行状態のブースターを動力システム試運転台に固定し燃焼実験を行うというもので、主にブースターの各システムのエンジンとの適合性・協調性および信頼性を確かめた。