河北省保定市に本部を置く太陽エネルギー企業・英利集団の「太陽光発電材料・技術国家重点実験室」プロジェクトは10月26日、中国科学技術部(科学技術省)の専門家チームによる検収に合格した。同実験室は、中国の太陽光発電業界で初めて検収に合格した国家級重点実験室となった。科技日報が伝えた。
同実験室は2010年1月15日に中国科学技術部から建設準備の認可を獲得した。メインビルの敷地面積は50ムー、建築面積は5万8000平方メートルに達する。同実験室は検収合格後、同社の太陽光発電産業チェーンと技術モデルを利用し、主に結晶シリコンPV材料、太陽電池、太陽光発電モジュール、太陽光発電発電システムの基礎・応用研究に従事する。その範囲は、太陽光発電技術の産業チェーン全体をカバーする。
同社の最高技術責任者(CTO)兼国家重点実験室長の宋登元博士は、「同実験室の検収合格は、中国初の太陽光発電分野の国家実験室の建設が完了したことを示し、また中国の同産業の技術革新システムの建設が画期的な進展を実現したことを意味する。これは中国の同産業の技術水準の向上を促す」と語った。