北京市の二酸化炭素排出量取引が、北京環境取引所で正式にスタートした。午前の時点で、取引量が4万800トン、取引額が204万1000元に達した。店頭取付価格は1トン当たり平均50元、オンライン公開取引価格は1トン当たり平均51.25元となり、初日に好スタートを切った。人民日報が伝えた。
北京市発展改革委員会委員の洪継元氏は、「当日の参加者は中央企業、市所属企業、契約当事者・非当事者と多様で、契約当事者間の取引もあれば、非当事者と契約当事者の取引もあった。これは企業と部門が省エネ・排出削減の責任を積極的に担っていることと、炭素排出量取引市場が企業・部門に、市場化された低コストの省エネ・排出削減手段を提供することを示すものだ」と語った。
北京は国が指定した、計7つの炭素排出量取引の試行地域の一つだ。北京市の炭素排出量取引市場の建設の特徴は、政府調達・サービスにより第三者検査を実施する点だ。