時間統一システム、嫦娥3号に正確な時間を提供

2013年 12月4日

 北京時間12月2日午後4時、月探査機「嫦娥3号」の宇宙飛行時間が14時間に達した。北京航天飛行制御センター時間統一ルームのパソコンの画面には、北京時間・任務時間・北斗時間が表示されていた。一般的な時計とは異なり、これらの時間の精度はナノ秒級に達する。科技日報が伝えた。
 同センターの専門家の梁玉秋氏は、「宇宙飛行任務において、宇宙船の測量・制御は時間に対して高い要求を突きつける。時間の精度はナノ秒級、つまり100万分の1秒に達しなければならない。精度をさらに高めるため、厳しい基準が設けられている」と語った。
 戦争の際、司令官は各作戦ユニットに時間合わせを指示し、作戦行動の協調・一致を保証する。嫦娥3号の任務の測量・制御ネットワーク全体には、世界各地の測量・制御ステーションと測量船が含まれる。大量の設備が使用されるため、全体の時間の統一が必要だ。ロケット打上げ、宇宙船の切り離し、軌道上のコントロール、軌道変更のコントロールなどは、正確な時間が必要だ。これがなければコントロールの正確性が損なわれ、任務全体の失敗につながる。
 時間の高度な統一化を実現するため、「時間統一システム」は重要な役割を果たしている。時間統一設備の安定性と信頼性を維持するため、北京航天飛行制御センターは深宇宙探査に向け、既存の時間統一設備を複数回にわたり改造した。時差・頻度正確度比較測量技術、故障診断技術などの重要な技術を導入し、故障診断プログラムによりシステム故障の自動検査・切替を実現できる。また「時間統一集中コントロールシステムソフトウェアインターフェース」を開発し、コントロール情報が十分に収集されるようになった。これにより人員が迅速かつ全面的に設備の状態と緊急対策を把握できるようになった。


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