2013年12月09日-12月13日
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中国南極科学観測、「薄氷を踏む」積み下ろし作業

2013年12月13日

 中国第30次南極科学観測隊の隊員は12月10日、極地観測船「雪竜号」から物資を下ろした。南極大陸を囲う海氷は、季節の変化と年変動が激しいため、地球上で季節変化が最も激しい自然現象と呼べ、非常に複雑な環境だ。いかに雪竜号から大量の観測物資・調査物資・大型設備を下ろし、安全に中山基地に輸送するかは、中国が毎年実施する南極観測の課題である。中国は現在、国際的な慣例に従い、海氷積み下ろし輸送を採用した。これはまさに薄氷を踏むようなもので、危険度が高い。新華社が伝えた。

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