2014年01月01日-01月03日
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北京、2013年のPM2.5平均濃度を初めて公表

2014年01月03日

 北京市政府は2日、PM2.5(直径2.5ミクロン以下の微小粒子状物質)の年平均濃度を初めて公表した。2013年の年平均濃度は1立方メートルあたり89.5マイクログラムだった。人民日報が伝えた。
 中国環境保護部(環境保護省)の要求に応じ、北京市は2013年1月1日、「環境大気質標準(GB3095―2012)」の施行をスタートした。同市はまた、大気汚染物質モニタリングネットワークを全市規模で構築し、PM2.5のモニタリングを正式に開始した。
 北京市環境保護局によると、2013年、大気質指数(AQI)の6段階にもとづく評価の結果、1級(優)・2級(良)の日数は累計176日(年間総日数の48.2%)、5級(重度の汚染)・6級(深刻な汚染)の日数は累計58日(同15.9%)だった。軽度の汚染基準をオーバーした日における、最も主要な汚染物質はPM2.5で、汚染物質全体の77.8%を占めた。オゾンがこれに続き、20.1%だった。
 北京市は2013年1月1日、PM2.5のモニタリングを正式にスタートした。同年12月31日の時点で、PM2.5の年平均濃度は1立方メートルあたり89.5マイクログラム。この数値は、国家基準値35マイクログラムとかなり大きな差がある。2013年中、PM2.5による汚染度が1級(優)または2級(良)だった日は計204日、基準達成率55.9%。5級(重度の汚染)または6級(深刻な汚染)だった日は計58日、年間総日数の15.9%を占めた。
 北京における2013年の大気汚染物質別の年平均濃度は、SO2(硫黄酸化物)が1立方メートルあたり26.5マイクログラム(1998年比78%減)、NO2(二酸化窒素)が56.0マイクログラム(同24%減)、PM10(直径10ミクロン以下の粒子状物質)が108マイクログラム(同43%減)。

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