中国で6人が鳥インフルエンザに感染、1人が死亡=WHO

2014年 1月14日

 世界保健機関(WHO)が13日に発表したH7N9型鳥インフルエンザウイルスの感染状況によると、中国国家衛生・計画出産委員会はこのほど、中国で新たに6人が同ウイルスに感染したことが実験室の検査で確認され、そのうち1人が死亡したと発表した。中国新聞社が伝えた。
 WHOが報告を受けた同ウイルスの新たな感染例のうち、2人は広東省仏山市、1人は江蘇省南京市、1人は浙江省嘉興市、1人は浙江省寧波市、1人は福建省泉州市の市民だった。うち2人の患者は重篤な状態にある。
 WHOは、「福建省泉州市の患者は38歳の男性で、今月3日に発症し、8日に入院した。患者は基礎的疾病(結核症と肺塵症を含む)を患っており、10日に死亡した」と発表。さらに、「同ウイルスの感染源に関する調査を続けている。現時点では、ヒトからヒトへの持続的な感染に関する証拠が見つかっていない」と強調した。
 WHOによると、中国は鳥インフルエンザに対して、次の管理・抑制措置を講じている。(1)モニタリングと発生情況の分析の強化。(2)患者の管理と治療の強化。(3)市民への注意勧告、情報公開。(4)国際的な協力・交流の強化。(5)科学研究の実施。
また北米地区でもこのほど、H5N1型鳥インフルエンザの死亡例が初めて確認された。カナダ・アルバータ州の1人の市民が、同ウイルスに感染し3日に死亡した。カナダのアンブローズ保健相は、「患者は昨年末に北京からカナダに帰国した後に発症し、治療のかいなく死亡した。現時点では、同患者の感染ルートが明らかになっていない」と述べた。
 WHOはこの感染例についても報告し、「同患者が家禽もしくはその他の動物と接触したことが確認されておらず、同ウイルスの感染者とも接触していなかった。同患者のすべての接触者には症状が見られておらず、航空機の乗客の追跡調査を続けている」とした。
 WHOは鳥インフルエンザに関する上述したすべての報告の中で、「入国先の検疫当局が本件に対して特別な検査を実施することも、旅行もしくは貿易に対するいかなる制限措置を講じることも提案しない」と繰り返した。


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