帰国の途についている中国第30次南極科学観測隊は9日、極地観測船「雪竜号」に乗り、波が荒れ狂う「魔の偏西風帯」を順調に通過しインド洋に入った。南緯40−60度の偏西風帯は、「魔の海域」と呼ばれている。悠々たる太平洋、インド洋、大西洋がここでつながり、西風海流が猛威をふるい、年間平均6−7のサイクロンが西から東に移動する。新華網が伝えた。