中国の民間としては初となる観光用宇宙船のデザインが公開され、船名の募集が始まった。同船は2015年7月の試験飛行を予定しており、その試験結果に基づき、早ければ2015年末に有人飛行を実現する。科技日報が伝えた。
「宇宙の縁観光プロジェクト」は、ヘリウム気球に観光宇宙船を取り付ける方法を採用し、乗客を高度4万メートル以上の宇宙の縁に送り届ける。乗客は飛行中、観光宇宙船の中から宇宙の美しい景観、1000キロ以上に及ぶ地球の弧、宇宙の日の出・日没などを楽しむことができ、短時間の無重力状態を体験できる。さらに、帰還の際は特製の宇宙服を着用しパラシュート降下を行うことで、スリル満点の体験を楽しめる。同船は早ければ2015年末に初飛行を実施する。