2015年01月12日-01月16日
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2014年度中国10大科学ニュース、「玉兎号」も入選

2015年01月23日

 中国科普作家協会は21日午後に北京で記者会見を開き、2014年度中国10大科学ニュースを発表した。月面ローバー「玉兎号」の微博(ウェイボー)の投稿、エボラウイルス、APECブルー(APEC開催に向けた大気汚染対策で、北京に青空がもたらされたこと)、SF映画「インターステラー」によるSFブームなどがランクインした。人民網が伝えた。
 玉兎号は2014年1月、微博のアカウント(@月球車玉兎)開設からわずか1カ月余りで7万人以上のフォロワーを獲得した。玉兎号は「第一人称」を使い投稿し、その一挙手一投足、月探査の原理と目的についてネットユーザと交流した。「あ......壊れちゃった」といった擬人化されたつぶやきは、4万6000回以上転載された。
 同協会は、「玉兎号の投稿は、厳かなイメージのある国家重大科学技術プロジェクトの科学知識を親しみやすい言葉で説明し、月探査プロジェクトという高い技術力が求められる国家的行為を温かで可愛らしくした。玉兎号の微博による斬新な宣伝は、科学知識の革新的な伝え方のモデルになった」と評価した。
◆2014年度中国10大科学ニュース(時系列順)
(1)科学雑誌「知識就是力量」が全面的に改版、新たな息吹をもたらす。
(2)玉兎号が微博で投稿、ニューメディアが伝統的なメディアの形式を覆し、国家科学技術プロジェクトの科学教育を支援。
(3)清華大学の学生、パラキシレンの低毒性を説明し、青年の真相を守る責任を示す。
(4)第1回夏季科学展が北京で開かれ、先進的なハイテクの魅力を披露。
(5)第1回都市科学フェアが成功裏に閉幕、青少年に新たな科学の体験をもたらす。
(6)エボラウイルスが西アフリカで猛威をふるい、中国で関心が高まる。科学者が疑問に回答。
(7)「科学普及と中国の夢ハイエンドフォーラム」が開催、科学普及の創作を提唱。
(8)ウェブサイト「科普中国」が開設、科学普及の情報化が再出発。
(9)インターステラーがSFブームを巻き起こし、ワームホールや5D空間などの先進的な科学知識がホットな話題に。
(10)APECブルーが深い印象を残し、人々の環境保護への意識を高めた。

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