北京市文物研究所が発表した情報によると、北京市大興区の発掘調査現場から、後漢から遼・金の時代の計129基の墓群が発見された。この墓群は大規模で、長い時代に跨っており、豊富な埋蔵物が含まれる。これは北京地区の過去10年間の発掘調査としては、極めて稀なケースだ。新華社が伝えた。
この墓群には、後漢、北朝、唐、遼などの異なる時代・形状の墓が含まれる。そのうち保存状態が良好な墓からは、全身の人骨の他に、陶磁器や漆器といった副葬品が見つかっている。一部の墓は非常に壮観で、3−4人を収めることができるほか、人物や家具などを描いた美しい壁画も残されている。