全国政治協商会議委員、中国航天科技集団公司中国キャリアロケット技術研究院党委員会書記の梁小虹氏は3日、中国のロケットファミリーに新たに加入した小型ロケット「長征11号」が年内の初打上げを予定しているほか、中型ロケット「長征7号」は打上げ前のラストスパートの段階に入っていると表明した。また、大型ロケット「長征5号」の本体は海南発射場で全貌を明らかにしようとしている。さらに、「宇宙送迎バス」と呼ばれる遠征1号は、間もなく初の「宇宙旅行」を迎えようとしている。人民日報が伝えた。
梁氏によると、中国で現在最大規模の、技術力が最も高い宇宙輸送システムである長征5号の本体が、間もなく海南発射場で全貌を明らかにし、初の「実践演習」を行うことになる。長征5号は今年、かつてない試練、つまり動力システム「芯一級」「芯二級」の試験、5メートル級低温燃料タンクの静的試験、海南発射場での合同訓練という「3つの戦役」を迎えることになる。