百度とアリババ(阿里巴巴)に続き、中国デジタル業界の大手3社「BAT」の残る1社・騰訊(テンセント)も、スマート電気自動車の分野に足を踏み入れようとしている。富士康科技集団(フォックスコン・テクノロジー・グループ)は23日、騰訊および和諧汽車と「『インターネット+スマート電気自動車』に関する戦略的協力枠組合意」に調印。3社は今後、河南省鄭州市で「ネット+スマート電気自動車」分野における協力を展開する。「京華時報」が伝えた。
3社はこれから合同専門業務チームを発足させる。騰訊はネットのオープンプラットフォームを提供。富士康はハイテクモバイル端末とスマート電気自動車が融合した設計・製造技術を担当すると同時に、和諧汽車の高級車の営業販売・サービス分野における蓄積を利用して、「ネット+スマート電気自動車」のビジネスモデルをうち出す。
工業・情報化部(工業・情報化省)ソフトウエア情報サービス業局は先週、国内のスマート電気自動車分野の代表的企業を集め、スマート電気自動車をテーマとするシンポジウムを開催した。国内の伝統的な自動車メーカーはもとより、アリババ、百度、楽視網、普華基礎軟件、博泰、高徳軟件などのインターネット企業やソフトウェア企業が参加した。