中国鉄建株式有限公司は約3年間に渡る計画・論証、現場調査、技術プランの選択、契約交渉を経て、ナイジェリア・オグン州の州都アベオクタで27日、オグン州都市間鉄道プロジェクトの契約書に署名した。契約金額は35億600万ドル。これは同社がナイジェリアで受注した最大級の都市間鉄道プロジェクトだ。科技日報が伝えた。
オグン州都市間鉄道プロジェクトの総延長は334キロで、中国の基準を採用する。単線の標準軌間で、設計上の時速は120キロ。これにナイジェリアの首都アブジャとカドゥナを結ぶ鉄道、アブジャ都市鉄道、ラゴスのライトレール、沿岸部の鉄道、ラゴス〜イバダン鉄道などのプロジェクトを加えると、同社傘下の中非建設はアフリカ最大の鉄道請負業者となっている。
オグン州都市間鉄道プロジェクトの実施により、建機、車両、鋼材、機械製品など、価値にして5億ドル弱の中国製の設備・材料が輸出されることになる。プロジェクトの建設期間、ナイジェリアで1万5000人弱の直接雇用、5万人の間接雇用が創出され、運行が始まれば1万人弱の固定的な雇用が創出される。これは失業率が高いナイジェリアにとって、非常に重要なことだ。