国際石油資本のBPはこのほど北京で発表した報告書の中で、中国のシェールガス生産量は2035年に世界の13%を占め、中国と米国が世界の85%のシェールガスを提供することになると予想した。
同社の2035年の世界エネルギー情勢に関する報告書は、中国の天然ガスの生産量が今後20年に渡り平均5.1%の増加率を維持すると予想した。そのうちシェールガスが増加を促す重要な要素であり、2025〜2035年の間に平均33%の増加率を維持する見通しだ。BPチーフエコノミストの戴思攀氏は、「中国は将来、北米に次ぐ世界2位のシェールガス生産国になる」と述べた。
同氏は、「これは中国の豊富なシェールガス埋蔵量によるものだ。中国政府はシェールガスの開発を支持する政策を打ち出しており、かつシェールガスの調査・開発で成果を手にしている。中国のシェールガスが今後うまく開発されるかは、より多くの社会資本の参入を招き、より十分な競争が行われる市場を形成できるかにかかっている」と指摘した。