中国南車四方株式有限公司とドイツ・ドレスデン工科大学は5月11日、ドイツで中独軌道交通技術(ドレスデン)共同研究開発センターを設立した。同プロジェクトは中国科学技術部(省)から力強い支援を受けており、万鋼部長も祝電を送った。科技日報が伝えた。
同センターは中国南車四方株式有限公司、南車工業研究院有限公司、ドレスデン工科大学の共同出資により設立されたもので、主に軌道交通設備の軽量化技術、材料の研究開発に取り組む。ドイツで新材料・新技術研究センター、技術移転・普及センター、ハイテク人材センターを建設することが狙い。中国南車の王軍副総裁によると、同社とドレスデン工科大学は昨年10月に開かれた第7回中独経済技術協力フォーラムにおいて、両国の経済・貿易・技術協力協定の一つである、同センターの協力協定に調印した。同センターの設立は、業務提携が実質的な段階に入ったことを意味する。
中国南車四方株式有限公司の馬雲双総経理は、「同センターの設立は、世界向けの軌道交通技術の共同革新体制において重要な位置を占める。これは中国の軌道交通技術の持続的な革新力の強化、中国のハイエンド設備の海外進出の推進に対して重要な意義を持つ」と説明した。