アジア最長の高速鉄道用トンネル、滬昆(上海〜昆明)高速鉄道壁板坡トンネルが貫通した。トンネルの全長は14.7キロで、雲南省と貴州省に跨る。滬昆高速鉄道の来年の全線開通後、昆明から上海までの移動距離は約10時間になり、現在より約30時間短縮される。雲南網が伝えた。
同トンネルの全長は14.756キロで、雲南省と貴州省の省境に位置する。着工は2010年12月。トンネルが掘られた山脈は元の時代より、中原の内陸部から雲南省に入るための最も重要なルートだった。同トンネルは断層、岩体接触帯、高圧水、石炭採掘による空洞といった地質を掘り進めた。トンネルの深さは最大で地下735メートルに達し、1日当たり最大で32万立方メートルの水があふれ出し、施工の難度と安全リスクが高く、滬昆高速鉄道の3本の「1級リスクトンネル」に数えられる。