中国広核集団有限公司とケニアのエネルギー・石油省に所属する原子力発電局は7日、深セン大亜湾原発基地で、双方のケニア原発開発業務提携に関する覚書に調印した。双方は中国の国産原子炉「華竜1号」(HPR1000)技術およびその改良版の技術に基づき、ケニアの原発開発・建設をめぐる全面的な業務提携を展開する。人民日報海外版が伝えた。
ケニア政府の計画によると、ケニアは2030年までに4期に分けて4基の100万kW級原子炉を建設する。上述した覚書では、双方の原発業務提携の分野が確定された。これには研究開発、建設、運営、燃料供給、原発安全、原発安全保障、核廃棄物の管理・撤去などが含まれる。覚書の調印は、中国の原発海外進出戦略、「1ベルト、1ロード(シルクロード経済ベルトと21世紀海上シルクロード)」の建設にとって、節目となる動きだ。