天津大学化工学院の学生チームが開発した成果「高効率混合細菌・微生物燃料電池」が、このほど生物ロボットコンテスト「iGEM」の金賞と「ベストエナジープロジェクト賞」を受賞した。人民日報が伝えた。
国内外では単一的な細菌を使用した微生物燃料電池が多く開発されている。しかし給電する細菌の代謝能力に限りがあり、培養の条件を整えることが困難であることから、電池の給電効率が低い。天津大学の微生物燃料電池は混合細菌システムを採用し、遺伝子工学を利用し細菌の改造を行った。これにより混合システム内の細菌の共存を可能とし、高効率の協力を実現。技術の改善に伴い、リチウム電池と同等の電気出力を可能とした。天津大学のこの電池は、80時間以上連続して効果的に給電できるという。