中国国家認証認可監督管理委員会とグローバル・フード・セーフティ・イニシアチブ(GFSI)は11月2日、業務提携契約を交わした。GFSIは中国の危害分析および重要管理点(HACCP)認証制度を正式に承認した。同認証を獲得した企業は、GFSIのメンバーのサプライチェーンに加入する際に、購入者側の審査や海外の認証を受ける必要がなくなる。これにより貿易コストを削減し、国際市場におけるブランド力を高めることができる。同認証を取得した中国の食品生産企業4000社以上が、直接的に利益を受ける。科技日報が伝えた。
GFSIは世界各国の食品サプライチェーンに関連する小売商、生産メーカー、サービス提供者、食品安全専門家によって構成される国際的な業界協力組織。会員企業の貿易総額は、世界の食品貿易総額の65%を占める。GFSIが承認する認証・標準は、世界の食品業界において高い影響力を持つ。これまでGFSIに承認された食品安全認証制度には、ドイツのIFS、英国のBRC、米国のSQF1000/2000、オランダのFSSC-22000、スイスのSynergy 22000など10種が含まれる。中国のHACCPは、開発途上国およびアジアのうち初めてGFSIに承認された食品安全認証制度だ。