中国の太陽光発電設備容量は2015年末時点で累計4318万kWに達し、ドイツを初めて抜き世界一になった。これは風力発電設備容量が世界一になったことに続く、中国の新エネ分野の新たな飛躍だ。人民日報海外版が伝えた。
第12次五カ年計画期間(2011−15年)に入ると、中国の太陽光発電所の建設が急ピッチで進められ、毎年ほぼ倍増というペースで増加した。うち2011−12年の増加率は、150%前後に達した。中国の2015年の新規太陽光発電設備容量は前年比41.5%増の1500万kWで、世界の新規設備容量の28.3%を占め3年連続で世界一となった。
太陽光発電所は、中国の環境汚染の改善、温室効果ガスの排出削減において、大きな効果を発揮している。中国の2015年の太陽光発電量は392億kWhで、原炭1700万トン(標準石炭1200万トン)の使用を削減し、CO2の排出量を3100万トン削減した。今後の発展計画によると、中国の太陽光発電量は2020年に2000億kWhに達し、標準石炭の使用量を8500万トン、CO2の排出量を1億6000万トン削減する。2030年には5000億kWhに達し、標準石炭の使用量を2億1000万トン、CO2の排出量を3億9000万トン削減する。