北斗衛星測位システムによる「精密農法」プロジェクトの展開を促す、「北斗百城百連百用行動計画」の始動式が本日、北京で開かれた。これは同行動計画の精密農法における応用が始まることを意味する。人民網が伝えた。
同行動計画は中国衛星導航定位協会が2014年に提唱し、国家測絵地理信息局の2015年重点プロジェクトに盛り込まれた。北斗衛星によるナビゲーション・測位サービスのプラットフォームを構築し、100都市で相互接続を実現することが目的。
中国初の、完全に独自の知的財産権を有する北斗農機自動操縦システム「慧農北斗導航自動操縦システム」も、始動式に登場した。北京合衆思壮科技株式有限公司によると、同システムは北斗技術と自動運転技術を結びつけ、トラクターの位置、走行方向、姿勢を正確に測定し、車の向きを自動的に調節する。トラクターはルートを守り走行し、畑を耕し、種をまき、農薬を散布し、収穫するといった重複作業をセンチメートルレベルの精度で維持し、農機による作業効率を30%以上高める。