中国の北斗測位サービスの精度をセンチメートル級にする地上強化システムが昨日、正式に稼働開始し、一般向けサービスを開始した。ネットワークのカバー範囲とユーザー数を見ると、北斗地上強化システムは世界最大の地上強化システムとなっている。人民網が伝えた。
関係者によると、同システムは現在、全国約600カ所の衛星航法参考ステーションの建設を終えている。そのすべてが国産の設備を使用しており、コア技術、チップ、アルゴリズムのすべてを自主制御できる。また北斗のほか、GPS、グロナスにも対応する。今回提供が始まったサブメートル級サービスは、全国の大半の地域を網羅している。年末には全1200カ所の衛星航法参考ステーションの建設が完了する予定で、全国を網羅するサブメートル級サービスの他に、全国の経済が発展している18省・直轄市、全国の主要道路、河川、2級以上の都市に対して、リアルタイム・センチメートル級高精度測位サービス、バッチ処理ミリメートル級高精度測位サービスを提供する。