中国国家航天局(宇宙局)の呉艶華副局長は、「2016年中国の宇宙事業」白書の記者会見で、「中国の宇宙開発能力は2011年より飛躍的に発展している。長征ロケットは86回の打ち上げを行い、成功率が97.7%に達した」と述べた。人民網が伝えた。
呉氏によると、新型無毒・無汚染大型ロケット「長征5号」は10年間の開発を完了し、打ち上げに成功した。これは中国製ロケットのアップグレード・モデルチェンジの取り組みで、革新の難易度が高く、技術的に困難かつ複雑で、中国製ロケットの科学技術革新の最高水準を示している。新型無毒・無汚染小型液体ロケット「長征6号」、新型中型ロケット「長征7号」、小型固体ロケット「長征11号」などは、中国製ロケットの系統的な発展の基礎を固めた。次世代大型ロケット「長征9号」は現在、計画案の論証と重要技術の難関突破を展開中で、新たな重大プロジェクトとしての実施を目指している。現時点では、初飛行を2030年頃に予定している。