酒泉衛星発射センターは9日12時11分、小型ロケット「快舟1号甲」を使い、「吉林1号03星(吉林林業1号)」、キューブサット「行雲試験1号」と「凱盾1号」を同時に打ち上げた。これは純粋な民間打ち上げ契約と市場行為に基づくもので、快舟ロケットの民間からの初受注、中国航天科工集団公司における初の民間打ち上げとなった。これをうけ中国が民間宇宙事業で新たな一歩を踏み出した。人民日報が伝えた。
「快舟1号甲」ロケットは快舟1号をベースに改良された、低コスト・高信頼性の汎用型固体ロケットで、世界共通のインターフェースを採用。300キロ以下の低軌道小型衛星の打ち上げが可能で、低コストで迅速に打ち上げられ、その条件的なハードルが低い。さらにそのスピーディなインテグレーションと軌道に乗せられるといったメリットがある。