浙江省慈溪市周巷ダムと長江ダムの水面で11日、全国最大規模の「漁業・太陽光発電相互補完」太陽光発電プロジェクトが稼働を開始した。プロジェクトの投資総額は18億元(1元は約16.68円)、総面積(水域)は約300ヘクタール、設備容量は200MWで、年間発電量は約2億2000kWhを見込んでいる。人民網が伝えた。
「漁業・太陽光発電相互補完」とは、養殖と太陽光発電の融合を意味しており、池の上にソーラーパネルを取り付け、その下で魚介類の養殖を行うという仕組みになっている。パネルは魚介類の養殖に高い遮断効果を発揮し、「上で発電、下で養殖」という発電の新モデルを形成した。
同プロジェクトで発電された電力は全て国家電網を通じて送電され、事業主の年間売電収入は約2億4000万元となり、年間養殖収入は1300万元に達する。同プロジェクトは寧波市、さらには浙江省にグリーンエネルギーを送ることを可能にし、年平均発電量は約2億2000kWhを見込んでいる。これは10万世帯の1年分の電力を賄うと同時に、標準石炭7万400トンの使用を削減できる。