米国の権威ある科学誌「MITテクノロジーレビュー」は21日午後、2017年の世界10大画期的技術を発表した。グーグル、マイクロソフト、IBMなどのIT大手がひしめく中、アリババ・グループ(阿里巴巴)の「強化学習」、「顔認証決済」がノミネートされた。人民網が伝えた。
世界で最も有名なこの技術ランキングは、世界的な影響力を持つ権威あるランキングで、現在まで16回以上発表されている。毎年ノミネートする画期的技術には、実用化されているものがあれば、実用化に時間がかかるものもある。しかし将来的に人類の経済・政治・生活に重大な影響を及ぼし、さらには社会全体の姿を一新させることは間違いない。
同誌は、顔認証技術を世界で初めて実用化した中国の精度は、すでに金融取引のレベルに達しており、成熟期に入っていると評価した。
「顔認証決済」の他に、アリババの「強化学習」も入選した。これはコンピュータが明確な指示を受けなくても、人間と同じように自主学習することを指す。囲碁プログラム「AlphaGo」が複雑な囲碁をマスターし、世界最強のプロ棋士に勝つための重要技術でもある。