中国の宇宙船打ち上げ任務は今年、さらに記録を更新する見通しだ。「長征シリーズ」ロケットは通年で、28回打ち上げられる計画となっている。北京日報が伝えた。
全国人民代表大会代表、中国航天科技集団第六研究院科学技術委員会主任の譚永華氏は「中国が2015年と2016年に自主開発した液体酸素/ケロシンエンジンと液体水素/液体酸素エンジンにより、新型ロケット『長征6号』『長征7号』『長征5号』の初飛行に成功した。長征5号と長征7号は今年、新たな打ち上げ任務を迎える」ことを明らかにした。
多くの代表委員は、これまで打ち上げに成功している中国の新型・大型ロケットが、堅固な基礎を築いたとの見方を示し、特に無人補給船「天舟1号」と月探査機「嫦娥5号」の打ち上げ任務により、新型ロケットは実用化の段階に入ったとした。そのためこの2回の打ち上げには、特に期待が寄せられている。